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基本的な灯りの考え方

〈灯りのトーン〉をととのえる方法

「住まいの環境をもっと心地いいものにしたい」という方のために、簡単に取り組める照明の工夫 ―――――   〈灯りのトーン〉をととのえることについてお伝えしたいと思います。

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そもそも〈灯りのトーン〉とは、灯りの色味や明暗のことです。
この〈灯りのトーン〉を空間全体でととのえると、非常に落ち着いた心地いい空間となります。

〈灯りのトーン〉をととのえるために大切なことは、大きくわけて3つあります。

1、灯りを空間全体で考えるということです。
たとえば、リビング・ダイニング・キッチンの区切りがない間取りは、全てをまとめてひとつの空間と捉えて   〈灯りのトーン〉をととのえるということです。

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2、電球の色味を同じ電球色にすることです。
オフィスやコンビニなどでは白色の電球や蛍光灯が一般的のため、電球色に比べて明るく感じると思われがちです。
しかし実際は、住宅で落ち着いた雰囲気をつくるには、白色の電球や蛍光灯は不向きです。
一方、キャンドルの火に近い電球色は、穏やかなあたたかい雰囲気をつくるのに最も適しています。

また、白色の電球と電球色の電球を一つの空間で使用すると、アンバランスな印象となります。(写真1)

以下の2枚の写真1,2 は、ダイニングキッチンが電球色のペンダント、リビングが白色の蛍光灯シーリングの場合と、電球色の蛍光灯の場合を比較してみました。

【写真1、リビングが白色の蛍光灯シーリングの場合】
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【写真2、リビングが電球色の蛍光灯シーリングの場合】
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このように、ご使用の照明の電球を電球色に変えるだけでも、印象は大きく変わります。
ですので、今ご使用の電球を一度ご確認いただき、付け替えるなどの機会に、電球色の灯りを試してみてください。

*光の色は色温度(K/ケルビン)という単位で表されます。一般的な電球色の光は、2700Kに近いものとなりますので、2700Kに近い電球や蛍光灯をお選び下さい。
現在販売中のLED電球の場合、2700K・3000Kといった種類があります。

3、一つの空間で極端に明暗をつけすぎないようにすることです。
たとえば、下記の写真のようにダイニングに光が透過するシェードのペンダントを、リビングに蛍光灯シーリングを使用している場合。リビングの灯りが煌々と白く光っているため、ダイニングのあたたかみのある灯りは負けてしまいます。

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そこで、リビングの蛍光灯の明るさを切り替えることができるなら、ワントーン暗くしてみてください。

もし、明るさの切り替えができない場合は、W数を下げた電球を試していただくか、もしくは、お食事の際はリビングの灯りを点けずに、ダイニングの灯りのみで過ごしてみて下さい。

キッチンも、細長い蛍光灯やダウンライトが必要以上に設置されているケースが一般的となっていますが、実際はそれほどの灯りは必要ないのではないでしょうか。


灯りを変えたときは、その変化に慣れるまでに少し時間がかかります。
それが住まいなど慣れ親しんだ空間の照明であれば、なおさらです。
明るさを弱めた場合は特に明るさが足りなくて不安に感じる方も多いようですが、この感覚はごく当たり前のものです。

暮らしに必要な明るさを選んでいれば次第にその明るさに慣れ、違和感や不安感はなくなっていきますので「最初はこんなもの」「次第になじんでいく」と思って過ごしていただければ、と思います。

このコラムを機に一度、いつもと違う灯りを試していただき、また「暮らしの灯り」について考えていただけたら、 とてもうれしいです。

さまざまな灯りの空間をつくる方法

照明の配置には、さまざまなやりかたがあります。
ですから「どうやって部屋の照明を選んでいいかわからない」という方は、まず最初に、空間を照らす〈光〉をイメージすることをおすすめします。

照明の光は、大きくわけると

〈空間全体を照らす光〉
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〈ポイントを絞って照らす光〉
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の2つにわかれます。

どちらがご自身の理想とする光のイメージに近いですか?

2枚の写真は、照明器具以外はすべて同じインテリアを配置しています。空間を照らす光は、照明器具やその組み合わせによって大きく異なります。それぞれの照明器具を詳しく見ていきましょう。

1枚目〈空間全体を照らす光〉の照明は、光を透過する素材のシェードのものを選んでいます。そのため、光がシェードを透過して、下方向だけでなく天井や壁などに広がり、空間全体が明るくなっています。

〈空間全体を照らす光〉の詳細
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間取り図の左側から順に、
  • キッチン :(baba glass)ホワイト2灯吊り
  • ダイニング:テーブル中央に(tarte M
  • リビング :ローテーブル上のやや高い位置に(cannle M



2枚目〈ポイントを絞って照らす光〉の照明は、光を透過しないシェードのものをメインに選んでいます。
光を必要なところに絞って配することで、明暗差のある落ち着いた空間になっています。リビングには光の広がるシェードのスタンドを配しました。

〈ポイントを絞って照らす光〉の詳細
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間取り図の左側から順に、
  • キッチン :(baba enamel)2灯吊り
  • ダイニング:テーブル中央に(basque
  • リビング :サイドにテーブルスタンド(bourbon)と、フロアスタンド(noel pleats

照明選びは、この2枚の写真のようにシンプルな2択にはなりませんし、器具の組み合わせや配置はさまざまです。

たとえば、次の写真のように、〈空間全体を照らす光〉と〈ポイントを絞って照らす光〉の間をとった光をつくることもできます。

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〈中間的な光の詳細〉
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間取り図の左側から順に、
  • キッチン :(baba enamel)2灯吊り
  • ダイニング:テーブル中央に(basque
  • リビング :ローテーブル上のやや高い位置に(muffin)と、サイドテーブルにスタンド(bourbon


このようにどんな光にしたいかによって、選ぶ照明器具は変わりますから、理想をイメージすることは、灯り選びに欠かせない第一ステップになります。

イメージが固まったら、次は具体的な照明器具の組み合わせを考え、選んでいきます。

まずは基本として
空間全体を照らす光にしたいときは、光を透過する素材(ガラスやファブリックなど)を用いたシェード、
ポイントを絞って照らす光にしたいときは、光を透過しない素材(琺瑯やスチールなど)を用いたシェード
が適しています。

加えて、照明は光の広がりや明るさのことを考えるだけでなく、
ご自身にとって心地よい灯りかどうか、実際に灯りを感じて判断いただくことも、とても重要になります。


またflameのサイトに、ペンダントを灯りの広がりと明るさを軸にまとめた
灯りの相関図ページを用意しています。
各ペンダントの明るさ/光の広がりを、相関図や写真で比較できますので照明選びの際にお役立ていただけるとうれしいです。

もちろん照明器具を選ぶときのポイントは、これだけではありませんから、これから少しずつ紹介していきたいと思います。次は空間のトーンについてお話する予定です。

はじめに

「何を基準に照明を選んでいいのかがわからない。」
そんなお声を日々芦屋のショール-ムでもお聞きします。

灯りの感じ方は人それぞれ異なりますので、
これが正解ということはありませんが、
今後、皆さんが理想の灯りについて考える上で、
少しでもヒントとなるようなお話をこのページでお伝えできればと思います。

具体的には、明るさの決め方、ランプの選び方、ペンダントの取り付けの高さなど、
毎回、一つのテーマをもって、「豊かな灯りのあるくらし」を形にしていく上での
もの差しを綴っていきます。
今後このページを通じて、照明の楽しみ方、照明の良さを
少しでも知っていただければ私たちも嬉しく思います。
お楽しみにお待ちください。